アメリカのウィンチェスター社が1912年に生産を開始したポンプアクションの散弾銃、生産当初はM1912のモデル名でしたが、1919年にM12というモデル名に変更されました。1963年まで量産されていましたが、各部品は鍛造や機械成型で製造されていて1950年から生産が始まったレミントンM870などと比べあまりにも高価だったため、生産終了となりました。アメリカではPerfect Repeaterとも呼ばれ、1912年からウィンチェスター社が生産を中止する1963年までの間におよそ2百万挺が生産され、51年以上にわたって標準的ポンプアクション散弾銃の座にあり続けた銘銃です。

ご紹介のM12は、トップリブが機関部の上部まで延長されている1975年製の希少なトラップモデルです。銃身は30インチの固定チョーク銃身（絞りはフル）。
キズなども少なく綺麗なコンディション、リコイルパッドも当時のままです。